小人閑居して不善を為す/Una mente ociosa es el taller del diablo.

2010/01/30

 

たしか、儒教の経書の言葉。

調べてみると、『大学』『中庸』『論語』『孟子』の4つの書物(四書)の内の「大学」らしい。もっぱら、「小人は暇があると、悪い事をする。」の意味でつかわれる。

 

本当は、

「君子は独りでいる時に必ず慎み深くするが,小人は他人の目がないと悪い事をする」だ。

語釈が、通じてしまっている諺。

 

英訳では、そのまま語釈に近いが

The devil finds work for idle hands to do.

An idle brain is the devil's workshop

By doing nothing we learn to do ill

らしい。

 

スペイン語では、

Una mente ociosa es el taller del diablo.

Un cerebro ocioso, es taller de un diablo que dicen .

だって。

 

で、海外の仕事はだいたい、「小人閑居して不善を為す」であることを念頭に置く。

 

基本的に現地社員は、(悪いことはしないけども)ほっとくと働かない。

 

見張ってないと、サボる。まったく・・・

これはメキシコに限らず、東南アジアでも同様だ。

 

国民性というよりも、仕事に対しての自主性やモチベーションが教育されてないから、しかたがない。ある程度の知識教育がないと、駄目。

 

報酬が時間成果である限り、現地社員の自主性を改善するためのささやかな工夫が、雇用者・マネジメント側に常に必要なことを思い出させてくれる。

 

現地社員には適度なコミットメントとプレッシャーがいる。

 

っつーか、サボってないで働けよ、って突っ込むのも、きりがない。

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